文体・描写
言葉は正確に伝えるモノなのに、文学では不正確な表現で正確なものを感じさせようとする。(文学における描写の最適解)

寝巻き姿のおじいちゃんが家の下の道路を歩いていき、電信柱の下にゴミ袋を置いていった。朝が始まる。 綿矢りさ「蹴りたい背中」より この文章を読んで、読者は下町の朝の光景を思い浮かべると思う。 文学ではこのような描写が要求さ […]

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創造力
小説という作品・作家の作風はどこからくるのか?

綿矢りさと、中上健次、村上龍、阿部和重、舞城王太郎の小説を、表紙を見ないで 本文だけで読み比べてみると一発で誰の作品かわかるだだろうか? この作家の作品を読んでる人ならわかるんだなー。 どうして? と聞かれても多くの人は […]

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