小林恭二氏の「小説伝」は、どんなふうに書けば 芥川賞 をとれたのか? その2 具体的に構成を考えてみよう
2022-08-04
西暦二〇六四年五月二八日。東京北区の公団アパートで一人の男が死んでいるのが発見された。 野々村佑介。本籍・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ 野々村氏の家で拾ったフロッピーのことを思い出し、読み取り機にかけ […]
小林恭二氏の「小説伝」は、どんなふうに書けば 芥川賞 をとれたのか? その1
2022-08-02
小林恭二氏の「小説伝」 という小説がある。 1985年下半期の芥川賞候補に選ばれたのだが、 選考委員の評価はすべて 〝無し〟 だった。 昔、私がやっていた仕事の用語でいえば、BAL/NIL だ。 人を描くというのが文学で […]
文体が、文学作品の重みを既定する。 「吾輩は猫である」を大江健三郎氏が書くと・・・
2022-07-22
1994年にノーベル文学賞を受賞した大江健三郎氏の小説も、最近ではあまり読まれなくなった。 大江氏の書く硬質な文体はこの時代ではうけいれられなくなりつつある。 ちなみに大江氏のノーベル文学賞の受賞理由を抜粋してみよう。 […]
情景描写に、心理描写を織り込んでみたり、情景の途中で過去の追想を、はさむと読者を飽きさせない
2022-07-20
情景描写 小説などにおいて、物語の特定のシーンの光景や有様などに関する記述のこと。参照元 weblio 情景描写とは何か? を調べるとそのように説明される。 じっさい、情景描写ばかりが延々と続く小説・文学作品というものも […]
小説を書くときも最低限のルールがある。三人称小説
2022-07-16
いくら小説の書き方にはルールがないといってみても限度というものがある。 その一つがこれだ。↓ これは、三人称で小説を書くときのルールで 会話文は口語なのだが、地の文は文語で書かなければいけないというものだ。 なぜかという […]