人称は「きみ」、視点は神か私。二人称では 書いてはいけない文学というもの

「人称は「きみ」、視点は神か私。二人称では書いてはいけない文学というもの」
と書いてみたところで、二人称で書かれた小説があるのかって疑問に思うだろう。
これがあるんだなー。
もっとも二人称でエンタメ系の小説を書いたら混乱するだけ。
だから、この手の作品は 芸術性を求める文学作品になる。

とはいっても誰の作品かというのは指摘しないでおこう。
「きみ」について語る視点人物が私なら、読者にとって
「私」の存在を強く感じさせる形になる。

視点人物が神ならどうなってしまうのだろうか?

けっきょく、奇をてらって2人称で書いてはいけないというのが正攻法だ。
いずれ、視点と人称がめちゃくちゃになり失敗するのだ。

ところで、一人称でありながら、ありえない視点という形なら
それに気づかせることなく、さらっと書くことができる。

人称、視点については 「文学作品・小説の書き方講座」 に書きます。

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