文体・描写
人称は「きみ」、視点は神か私。二人称では 書いてはいけない文学というもの

「人称は「きみ」、視点は神か私。二人称では書いてはいけない文学というもの」 と書いてみたところで、二人称で書かれた小説があるのかって疑問に思うだろう。 これがあるんだなー。 もっとも二人称でエンタメ系の小説を書いたら混乱 […]

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創造力
小説という作品・作家の作風はどこからくるのか?

綿矢りさと、中上健次、村上龍、阿部和重、舞城王太郎の小説を、表紙を見ないで 本文だけで読み比べてみると一発で誰の作品かわかるだだろうか? この作家の作品を読んでる人ならわかるんだなー。 どうして? と聞かれても多くの人は […]

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文体・描写
カフカ「変身」を 池田満寿夫 が書くと、どうなるか?・・・。純文学らしさは文体・語り口に左右される。

それでは、比較のために カフカ「変身」を池田満寿夫が書くと、どうなるか? 池田満寿夫「エーゲ海に捧ぐ」という短編小説で1977年に芥川賞を受賞した小説家です。 もともと、池田氏は版画家でしたが、この作品ではきらめく感性が […]

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文体・描写
カフカ「変身」を舞城王太郎が書くと、どうなるか?・・・。純文学らしさは文体・語り口に左右される。

舞城王太郎は何回か芥川賞の候補になっているし、2003年には「阿修羅ガール」 で第16回三島由紀夫賞も受賞している。文学系の小説家なのだが、いかんせん その文体・語り口・描写は芥川賞の選考では素直には受け入れてもらえない […]

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プロット
〝カフカ「変身」の構造を模範にして、カフカ風の作品ストーリーを作ってみる〟を 文学作品・小説の書き方講座に書いてみた。

カフカの「変身」は純文学作品としては珍しく多くの読者を夢中にさせるストーリーだ。 ところが、この類の文学作品は、現代日本では稀有といえる。この手のシュールな文学作品といえば、 安部公房の「箱男」 「第四間氷期」 など、 […]

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