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小林恭二氏の「小説伝」は、どんなふうに書けば 芥川賞 をとれたのか? その1

小林恭二氏の「小説伝」 という小説がある。 1985年下半期の芥川賞候補に選ばれたのだが、 選考委員の評価はすべて 〝無し〟 だった。 昔、私がやっていた仕事の用語でいえば、BAL/NIL だ。 人を描くというのが文学で […]

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安部公房風小説は、こうして作る。その3、安部公房風小説の作り方を体系化してみた。

かまし を意識した「書き出し」で始め、「結び」まで よどみなく つなげて書かかれた小説 が安部公房風小説のモットーで、謎を要所におき 結末を構成的に工夫して、それによって「次に何が起こるのだろう? 」を考えさせ、 読者の […]

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安部公房風小説は、こうして作る。その2、安部公房風文学の作り方を、他の作家の小説を安部公房が書いたらどうなるのか? 安部公房風小説の作り方を体系化してみた。

前回は安部公房氏が矢作俊彦氏の 「ららら科学の子」を書いたらこうなるというものを作り上げてみた。 とは、いってもほんの一部でわかりやすい部分だけなのだが。 安部公房風の文学作品を作るためにはポイントは2つしかない。と書い […]

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時代の先を行く前衛的な小説は、公募新人賞の一次選考者の段階で隅に追いやられる。

前衛的 時代に先駆けていることを意味する語。フランス語の「avant-garde(アヴァンギャルド)」の直訳。常人には理解し難い、過激さや難解さ、奇抜さなどがあるものを表現する際に用いられることがある。「革命的」「実験的 […]

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〝カフカ「変身」の構造を模範にして、カフカ風の作品ストーリーを作ってみる〟を 文学作品・小説の書き方講座に書いてみた。

カフカの「変身」は純文学作品としては珍しく多くの読者を夢中にさせるストーリーだ。 ところが、この類の文学作品は、現代日本では稀有といえる。この手のシュールな文学作品といえば、 安部公房の「箱男」 「第四間氷期」 など、 […]

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